いまさらながらふるさと納税をやってみた~確定申告不要で簡単ふるさと納税

いちご

ずっとやらねばと思いながら、ついつい後回しにしてきたふるさと納税。なんだかお得になる、とは聞きますが、手続きが難しそうで二の足を踏んでいました。

年末のこの時期に、やっと重い腰を上げ、ふるさと納税をやってみました。

実際のふるさと納税はこんな感じ、というのを、自分の備忘のために記事にしてみましたので、大体の流れを知りたい方はご参考までにどうぞ。

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ふるさと納税ってどんな制度?

簡単に言うと、自分が住んでいる自治体に収めるべき税金を、別の自治体に寄付をし、その自治体の財源として使ってください、という制度がふるさと納税です。

もともとは、地方などで財源の乏しい自分の出身地などに寄付して支援するのが目的の制度だと思うのですが、出身地だったりする必要はありません。自分の住んでいる市区町村以外になら寄付できます。

寄付をした分のうち、2000円を超える分を住民税から控除することができます。ただ寄付するだけではなく、「返礼品」という、寄付をした市区町村の名物などを品物でもらうことができるため、税金を納めるだけよりもお得、というのが人気の理由です。

ただし、2000円の自己負担がかかることと、自分の年収などによって控除の限度額が決まっているので、注意が必要です。

最近では豪華すぎる返礼品はNGとなってしまいましたが、それでもやらないよりもやった方が断然お得ですよね。返礼品を選ぶ楽しみもありますね。

ということで、お得なのは分かったのですが、実際にどんな手続きが必要で、注意点やデメリットなどはないか、調べてみました。

ふるさと納税のメリット

2000円の自己負担で、実質2000円以上の返礼品をもらうことができる、というのが一番のメリットです。

例えば年収300万円の方で、16歳以上の子供が扶養に入ってない人(独身含む)であれば、27,000円までが控除可能です。(ほかに住宅ローン控除などを受けていないことが前提)

ふるさと納税のサイトなどで二万円でお米20kgが返礼品、となっている場合、二万円を支払いお米が届きますが、その後二万円分が自分が払うべき税金から引かれるため、実質二千円で20kgのお米が手に入る、といった感じです。

もちろん返礼品で選ぶだけでなく、自分が以前住んでいた自治体に支援のためにふるさと納税をしたり、両親が別の自治体に住んでいるのでそこに寄付したい、という気持ちで選んでももちろんOKです。

ふるさと納税のデメリット、注意点

デメリットではないですが、年収などからふるさと納税が可能な金額の上限を調べたり、書類を返送したりといった手間がかかるため、なかなか始める気にならない私のような方は多いと思います。

実質2000円で返礼品が手に入る、とは言っても、一旦数万円を支払う必要があります。次年度の税金からは引かれるのですが、税金が給料天引きの方などは、得した感が薄れるかもしれません。得したことを実感したいという理由で、ワンストップ納税ではなく確定申告を選ぶ方もいるそうです。

また、もともと確定申告が必要な人(副収入があったり医療控除を受けたりする方)は、ワンストップ納税制度は使用できないため、確定申告が必要です。(ワンストップ納税の書類を送り返していても、納税証明書を出して確定申告する必要があります。その場合、ワンストップ納税については無効になります。)

目に見えにくいデメリットとしては、現在住んでいる自治体に支払われる税金を別の自治体に寄付することになるため、自分の自治体ではその分財源が減ります。個人では微々たるものですが財源が少なくなることで、行政サービスの質などに影響が出る可能性もある、ということは念頭に置いておく必要があります。

 

こう比べてみると、デメリットや注意点が多く感じられますが、実際にやってみると思ったより簡単ですし、デメリットよりもメリットが上回ります。

なかなかやらなかった私が言うのもなんですが、最初に重い腰を上げてやってみれば、次からは鼻歌を歌いながら返礼品を選べると思います 笑

というわけで、やってみました。

実際にふるさと納税やってみた

事前準備

以下の書類をそろえておく

  1. マイナンバーカードのコピー、または通知カードのコピー
  2. 証明書のコピー(運転免許証など)

※コピーは寄付する自治体の数だけ必要です。(ワンストップ納税可能なのは5自治体まで)

自分の控除可能額を算出しておく

たとえば年収400万(独身および共働きで、16歳以上の子供がいない、およびその他特別な控除が無い)場合、41,000円まで控除可能です。つまり、この金額までならふるさと納税サイトで購入しても、実質2000円分で返礼品が手に入ります。

控除額が計算できるサイトなどがありますので、今年度の年収(手取りじゃないです)で確認してみてください。「さとふる」などのふるさと納税サイトでも計算できます。
https://www.satofull.jp/static/calculation01.php

ふるさと納税するサイトを選ぼう

ふるさと納税をするには、それに対応しているサイトなどから自治体や返礼品を選んで、そこに一旦支払いをする必要があります。

ふるさと納税サイトでは「さとふる」などが有名ですね。

 
さとふる

楽天でもふるさと納税ができますので、そちらもおすすめです。楽天の場合は、他の通常購入ページと間違えないよう、購入時にきちんと「ふるさと納税」であることを確認しましょう。


楽天市場のふるさと納税

各サイトとも、寄付金とは別にポイントなどもたまるため、実質2000円という自己負担額も最終的にはもう少しお得になります。登録している自治体や返礼品の種類などがサイトによってことなりますので、お時間がある方はいろいろ比べてみるといいと思います。同時に複数のサイトを使用しても問題ありません。

ふるさと納税サイトで返礼品を選んで支払い

後は上限金額を超えないように、返礼品を選んで支払いをします。カートなどに入れる際、「ワンストップ納税に必要な書類をもらう」という項目があるので、選んでおきましょう。

支払いの方法は、通常の買い物サイトなどと同じです。インターネットでの買い物に慣れていれば問題ないかと思います。

支払いが完了したら、自治体から書類が郵送されてくるのを待ちます。おおむね数日で届くようです。

どんな返礼品を選べばいい?

返礼品にもいろいろな種類があります。どれを選んだらいいのかわからない、という場合は、人気ランキングなどから選ぶのも一つの手です。お得な返礼品がランキングされやすくなっています。

我が家では、消費量の多いお米や、ちょっとした贅沢で「いくら」などを選びましたが、スイーツやお酒、家電、雑貨など、様々なものが返礼品として選べます。

時期によっては在庫切れになっているものもあれば、季節が始まって新しく出てくるフルーツなどもあります。特に農産物は、返礼品を送付してもらう時期を選べたりもしますので、色々と見ると楽しいですよ。今年の冬は巣ごもり予定なので、年末に届く「いくら」が楽しみです。

選ぶ時間が無い場合、お米がおすすめです。お得においしいお米が食べられるので、ありがたい笑。お酒を飲む方にはビールや焼酎もありますし、甘いものが好きならアイスが返礼品になっているところもありましたよ。

ワンストップ納税の書類を返送する

支払いが完了すると、数日後に寄付をした自治体から書類が郵送されてきます。大体以下の書類が入っています。

  • 納税証明書
  • 寄付金税額控除に係る申告特例申請書(ワンストップ納税の書類)
  • 申告特例申請書(ワンストップ納税)書類返送用封筒
  • お礼状

ワンストップ納税を使用する方(確定申告しない方)は、これらの書類が届いたら、早めに書類を返送しましょう。自治体ごとに違いがあるかはわかりませんが、ふるさと納税を行った分のワンストップ納税については、翌年1月上旬が締め切りとなっています。

年末年始はバタバタして返送し忘れる可能性があるため、なるべく年内に送っておきましょう。送付期限を過ぎてしまった場合は、確定申告をすれば税額控除が受けられます。

ワンストップ納税の書類に必要事項を記入し、用意しておいたマイナンバーカード(or通知書)と証明書のコピーを添付して、返送用封筒に入れて送るだけです。切手が必要な場合もありますので、よく封筒を確認しましょう。

一緒に送られてきた納税証明書は、確定申告をする場合に必要となりますので送りません。保管しておきましょう。

この書類が寄付した自治体に届いて受理されれば、ワンストップ納税の手続きは完了です。

※ちなみに、納税した先と封筒の送り先が違う自治体の場合があります。混乱しがちですが、事務処理を別の場所に委託しているだけですので、問題ありません。

思ったよりも簡単にできるふるさと納税

ざっくりとふるさと納税の仕組みや流れを説明してきましたが、思ったより簡単そうじゃないですか?もちろん、上限金額やその他控除との兼ね合いなどもあるので、最初は少し調べることが出てきますが、一度乗り越えてしまえば次からは楽々です。

ふるさと納税ができるサイトでは細かい仕組みなども丁寧に説明してくれるので、実際に始めるときはそちらの説明を確認してみてください。

ちなみに、ふるさと納税は年末近くなるとみんなやり始めるのですが、特に年末でなければいけない理由はありません。年末がその年分の締め切りであるということと、大体の年収が確定するのが年末、ということもあって、この時期にやる方が多いようです。

ある程度収入のめどがたっていれば、春や夏にふるさと納税してもまったく問題ありません。ただし、金額は年末まで覚えていないと、控除できる上限を超えてしまって、ただの寄付になってしまうので注意が必要です。

まずは一度、ふるさと納税サイトで返礼品を探してみてはいかがでしょう。

 

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