「かいじゅうたちのいるところ」以外も知ってますか?モーリス・センダックという天才

モーリス・センダック

みなさんは「モーリス・センダック」という人を知っているでしょうか。名前だけ聞いてもぴんとこないかもしれませんが、彼の書いた絵本「かいじゅうたちがいるところ」だったら知っている人も多いですよね。

映画化もされた「かいじゅうたちのいるところ」。遅ればせながら学生時代にこの絵本を知った時、小さい頃に読みたかったと切望しました。それからは本屋で「センダック」の絵本を見つけるたびについ手にとってしまう、それくらいには彼のファンです。

センダックの絵本は、いわゆる、「いいお話」ではありません。子供の「教育」に熱心な親だったら、ちょっと眉をひそめるような、そんな絵本かもしれません。でも、センダックの絵本には、子供が大好きな冒険がいっぱいつまっています。そして、それを描くセンダックの絵は、「すごく上手!」という絵ではないかもしれませんが、なんだかとても魅力的なんです。

今日はそんな「モーリス・センダック」について語ってみたいと思います。

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モーリス・センダックという人

モーリス・センダックは、アメリカの絵本作家です。80冊以上もの作品を発表していて、日本語に訳されたものもたくさんあります。

彼の絵ですごいなあと感じるのは、絵のタッチが自由自在なところです。彼は絵本作家ですが、他の人の文に挿絵も多く描いています。それらの本を並べてみた時に、受ける印象が全く異なるんです。

そんな彼の絵本で一番有名といえば、「かいじゅうたちのいるところ」なのはもちろんですが、実はこの絵本、3部作だって知っていましたか。

  • かいじゅうたちのいるところ
  • まよなかのだいどころ 
  • まどのそとのそのまたむこう

かくいう私も、3冊とも持っていたのに知りませんでした(笑)3冊とも、こどもの大冒険を描いていて、読んでてわくわくが止まりません。そしてほんのちょっぴり、怖さもある。そんなところが、読んでてドキドキする秘密なのかもしれませんね。

かいじゅうたちのいるところ


かいじゅうたちのいるところ

言わずと知れた大人気絵本「かいじゅうたちのいるところ」は、絵本好きなら知らない人はいないほど有名ですね。

いたずらっこのマックスが、寝室から冒険の旅に出ます。部屋がだんだん森になって、船に乗って、かいじゅうがいる島に到着!かいじゅうたちの王様になったマックスは・・・というお話です。

すこしずつ大きくなっていく絵がこちらに迫ってきて、本から出てくるんじゃないかという迫力と、気付いたら自分が絵本の中に入ってしまったかのような臨場感がたっぷりの絵本です。

2009年には映画化もされたので、知っている方も多いはず。映画は、絵本にはないマックスの家庭の事情だったり色々な要素が入ってきて、どちらかというと大人向けの仕上がりになっています。絵本とは別のお話として楽しむのが吉です。

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マミー?しかけえほん


マミー?しかけえほん

上記3部作が好きな人なら、このしかけ絵本もおすすめです。おばけやしきに迷い込んだ赤ちゃんが、「mommy?」とママを探しながらミイラやフランケンシュタインの怪物と遭遇するポップアップ絵本です。

出てくる怪物たちはちょっぴり怖いのに、赤ちゃんに振り回されている感じがすごくかわいい。最後の最後にちょっとした驚きがあるのも素敵です。

ただ、見事なポップアップすぎて、いまだ子供たちには見せられず・・・すぐ壊されそうです。

かいじゅうたちのいるところ おりがみ


かいじゅうたちのいるところ おりがみ

かいじゅうたちのいるところが、まさかの折り紙に。うまく折ると、ミニ絵本のようになるので、部屋やデスクに飾ることもできます。60枚(12柄×各5枚)といっぱい入っているので、メモやちょっとしたメッセージを書いて渡すのにも最適ですね。

センダックの絵本で冒険に出よう

親になると忘れがちな、子供の頃の気持ち。センダックの絵本を読むと、少しだけそれを取り戻せる気がします。そして子供のいたずらにも、本の少し寛容になれるかも。

いたずら盛りの男の子も、やんちゃな女の子も、きっとセンダックの絵本を好きになってくれると思います。ぜひ一緒に読んであげてくださいね。

 

参考資料等:

Wikipedia モーリス・センダック

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