最近子供のための「プログラミング学習」という言葉をよく目にします。なんだか難しそうですが、プログラミングってなんなのでしょうか。
そんな、プログラミングってなに、から、なんでプログラミング学習が必要なの?まで、実はちょっぴりプログラミングをかじったことのある私なりにまとめてみました!私のような文系ママにこそ読んでほしい!プログラミング、そんなに難しくないですよ!
そしてちょうど5歳のわが子と一緒に、プログラミング学習、はじめてみましたよ!
目次
小学校でプログラミングが必修科目に!
2020年から、小学校でもプログラミング学習を必修にしよう!と文部科学省が発表しました。2020年!もうすぐそこですよね。2018年現在5歳なら、2020年には7才、ちょうど小学生です。これは気になります。
この機会にママも「プログラミング」について、子供と一緒に知っておきましょう。
プログラミングってなに?
簡単に言うと、ロボットやパソコン、スマホやアプリなどのコンピューターへ「命令」を行うのが「プログラミング」です。
たとえばゲームのマリオなんかは、Aというボタンが押されたら進む、Bというボタンが押されたらジャンプする、という動きがあらかじめ「プログラミング」されています。その組み合わせによって、ゲームの中でマリオを動かすことができるのです。
あらかじめ決まった動きを組み合わせたり繰り返したりする、それを事前に「プログラミング」しておくことで、パソコンゲームやアプリは動くのです。
つまり、プログラミングを知ると、ゲームを作ったり、アプリを作ったり、ロボットを動かしたりすることが出来るのです。
なぜ子供にプログラミング学習が必要なのか
でも、将来子供がみんなゲームやコンピュータに関わる仕事につくわけでもないし、なんでわざわざプログラミング学習が必要なのでしょうか。
実はプログラミング学習の目的は、「ゲームやアプリを作ること」ではなく、「プログラミング」の考え方を学ぶことなのです。
プログラミングの考え方
たとえば、Aという地点から5歩離れたBという地点へ人を動かしたい場合、こんなプログラミングが考えられます。
ケース1
「1歩前へ進む 」「5回繰り返す」
ケース2
「1歩右に進む」「1歩左に進む」「1歩前に進む」「4回繰り返す」「1歩左に進む」
どちらのプログラミングでもA地点からB地点へは到着します。普通に考えればケース1が一番簡単なプログラミングです。
でも、実はAとBの間に障害物があった!という場合は、ケース2でないとB地点へ到着できません。もしかしたらその障害物は横に長い壁で、「壁を上る」「壁を下りる」という動作が必要かもしれません。
プログラミングでは、結果を出すために色々なパターンを考え、状況に合わせてどれを使うのか当てはめることが必要になってきます。これによって様々な「考える力」が育つのです。
先のことを見据えて計画を立てる能力が身につく
プログラミングというのは、あらかじめ決まった命令を組み合わせることでゲームやアプリを作る、と先にお伝えしました。つまり、「何かをしたい」と思った時に、どうすればそれができるようになるのかを考える必要があります。
これは、「結果を想像」して、どうすればそれを実現できるのか考える「論理的思考」を伸ばすことに役立ちます。
問題を解決する力が身につく
先ほどの例で言えば、ケース1のプログラミングでA地点からB地点に到着するはずなのに、なぜか着かないということがあります。
さてなぜなんだ、と原因を探り、実は途中に障害物があった!ということであれば、ケース2で常に移動するようにすれば問題解決です。
これが、実は火曜日はごみの日で、AからBのちょうど真ん中がゴミ捨て場だった!ということが分かった場合、毎回ケース2で移動する必要はありません。
この場合であれば、火曜日だけケース2で移動して、ほかの日はケース1で移動する、とプログラミングしてあげればよいのです。または、先に障害物がないかを確認して、あったときだけケース2で移動する、としてもいいかもしれません。
このように、原因を探り、問題を解決するためにはどうすればいいか様々なパターンを考える、「問題解決能力」もプログラミングで身に付きます。
ママも一緒にやってみよう
そうはいっても、プログラミングなんて難しそう。どうやって始めたらいいのかもわからない、というお父さんお母さんも多いかと思います。
でも、最近は子供向けに、ゲーム感覚で簡単にプログラミングの考え方が学べるおもちゃや本が少しずつ出てきています。
この機会に、子供と一緒ママもプログラミングで遊んでみましょう。
プログラミングが学べる本やおもちゃ
ドラえもんひらめきパッド
ドラえもんと一緒に遊びながら学べる「タブレット型」の知育玩具です。ひらがなや算数の基礎、お絵かきやちょっとしたゲームで遊べるだけでなく、「プログラミング学習」もできちゃうのが新しい!
プログラミングだけに特化しているわけではないのですが、プログラミングの基本的な考え方が学べます。導入としておすすめです。
文字や数字の勉強、お絵かきなんかもできるので、小学校の学習準備がこのタブレット一つでできるといっても過言ではありません。5歳の誕生日プレゼントでもらったうちの子供は、毎日のようにこの「ドラえもんひらめきパッド」で遊んでます。
無料アプリと本で学べるプログラミング
導入だけじゃなく、もっとプログラミング学習を進めたい!という方には、「5才からはじめるすくすくプログラミング」という本がおすすめです。
「スクラッチジュニア」という、タブレット用アプリ(無料)の使い方を、5歳の子供向けに説明した本です。
全編ひらがなで書かれているので、ひらがなが読める子供なら理解できる内容となっています。かわいらしいキャラクターと一緒に進めていくと、あみだくじゲームなどの簡単なゲームも作れるようになります。
スクラッチジュニア自体は無料アプリですので、iPadやAndroidタブレットを持っている方ならダウンロードできます。(iPhoneではできません。)この本が無くてももちろん使えますが、アプリだけでは何をやればいいのかわからない、というときに、進め方のヒントになります。
スクラッチジュニアを実際に使ってみた
うちでも、「5才からはじめる すくすくプログラミング」の本を購入し、タブレットに「スクラッチジュニア」をダウンロードして子供に与えてみました。
<Scrach Jr.(スクラッチジュニア)のダウンロード>
iOS(iPAD)の方はこちら(iPhoneでは使えません)
さすがに子供は好奇心が旺盛ですね。自分でいろいろ触ってみて、いろいろな機能を発見しては喜んでます。横で親が本を読んで、「こんなこともできるんだよ」なんて教えつつ、楽しくプログラミングのお勉強をしています。子供は遊んでいるだけで、勉強とは思っていないですけどね(笑)
1~2か月ほど使ってみて、このアプリや本の使い勝手もレビューしたいと思います。
遊びながらプログラミング脳を鍛えよう
小学校からのタブレット学習についても書いています。