食べすぎ注意!妊娠中に気をつける食品

バツを出す看護婦

妊娠中には積極的に摂りたい栄養がある一方、食べてはいけないものや、摂りすぎると問題となるものもあります。

SPONSERD LINK

もちろん、タバコは絶対にやめましょう。これに関しては、「ちょっとだったらいいよね」もだめですよ。もちろんアルコールもね。妊娠中に気をつけたいカフェインについては、以前の記事をどうぞ。

今日は、妊娠中に食べすぎると危険!な栄養素や食品について見ていきます。

妊娠中の食事、摂りすぎ注意!の食品・栄養素

ビタミンA(レチノール)

ビタミンAは、皮膚や粘膜を正常に保つ機能を持っています。不足すると視覚障害や皮膚の乾燥などを引き起こしますが、妊婦が過剰摂取すると、赤ちゃんの奇形や発育不良につながります。
不足しても、過剰に摂取してもだめなんです。でもちょうどって難しいですよね。。

たっだーし、摂りすぎ注意!なのは、動物性食品に含まれる「レチノール」というビタミンAなのです。

野菜などの植物性食品に含まれる「ベータカロテン(βカロテン)」は、不足しているときにのみ体の中でビタミンAに変化し、余った分は抗酸化物質となるため、安心して摂ることができます。

しかし、ベータカロテンは葉酸と違い、サプリメントでの摂取は効果がないという研究結果があるのです。つまり、ビタミンAは、野菜からとるのが一番!ってことですね。「ベータカロテン」は油脂と一緒にとると吸収がよいため、にんじんやほうれん草の炒め物はおすすめです。

・食べすぎ注意!レチノールが豊富な食品
 鶏・豚・牛のレバー、あんこう等の肝、うなぎ、卵、乳製品

・おすすめ!ベータカロテン豊富な食品
 緑黄色野菜(にんじん、かぼちゃ、ピーマン、ほうれん草)、柑橘類、スイカ等

水銀を含む食品

マグロ類や深海魚はメチル水銀を含んでいるため、妊娠中は少量を週に1回程度に抑えましょう。
水銀、って言われると、小学校で習った水俣病とかが一瞬頭の中をよぎりますが、実は自然界には結構多く存在しているそうで、高濃度すぎなければ体がきちんと排出してくれるため問題はないそうです。
しかし、おなかの赤ちゃんは水銀を排出することができないため、神経や発達に障害が起きる可能性があります。

食中毒を起こす可能性のある食べ物

生ハムや生肉等のしっかり熱が通っていない肉(レアでもだめです)を食べることにより、トキソプラズマに感染する可能性があります。トキソプラズマは、猫の糞などにも含まれるため、猫を飼っているおうちでは猫のトイレを清潔にしておく必要があります。妊婦さんが初めて感染すると、胎児にも感染し、水頭症という脳障害を起こしたり、流産・早産の原因となる可能性があります。

リステリア食中毒を起こす可能性があるのが、生ハム、スモークサーモン、未加熱の乳製品など。リステリア食中毒にかかると、お母さんが高熱となるだけでなく、おなかの赤ちゃんにも感染して、流産・早産の原因となってしまうことがあります。

また、生卵、加熱処理が十分でない肉や乳製品によってサルモネラ食中毒が発生します。サルモネラ食中毒は、胎児に直接影響は出ませんが、お母さんに下痢・嘔吐・腹痛・発熱などの症状が出るため、母体の体力が浪費されたり、脱水症状に陥ってしまうこともあるため、気をつけましょう。

 

というわけで、妊娠中に気をつけるべき食べ物について見てきました。
上記以外にも、大量に摂取すると問題になるものもあります。気になる方は、役所や病院などにいる医師や助産師さんも教えてくれると思います。

ただ、1、2回食べてしまったからといって、すぐ赤ちゃんに問題が起こるとは限りません。きちんと加熱処理をした食品を、バランス良く色々食べるということに気を付けることが大事ですね。

 

参考資料:

SPONSERD LINK

コメントを残す

*