赤ちゃんの利き手はいつ決まる?

赤ちゃんの左手

今まで家族や周りの人には右利きの人ばかりの環境で過ごしてきました。そのため、左利きの人を見ると、「おお、左利きだ」「なんか、クリエイティブな感じがする」と、変に感動してしまう、というお馬鹿な反応をしてきました。

ところが、まだ1歳の次男が、どうも左利きのようなのです。何かを持つ時も左、投げる時も左、スプーンを右に持たせてもすぐに左に持ち替えています。

こんなに早くから利き手というのは決まってるんだろうか?
もし左利きだったとしたら、お箸やハサミは右でも使えるようにした方がいいんだろうか?
野球やサッカーは左利きの方が上手そうな感じがするなぁ。

左利きについて知らないことが多すぎる、ということで、今日は利き手のお話です。

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利き手についての詳しいお話

利き手とは

まずは、利き手の定義ですね。何をもって右利き、左利きと言うのかというと、

  • 先天的であること
  • 反射的に動作する手のこと

ということです。先天的、つまり、環境などに由来するものではなく、生まれた時には決まっているんですね。そして最近では、利き手は遺伝によるものだという研究も進められており、両親あるいはどちらかが左利きの場合に、左利きの子供が多く生まれている、という結果が出ています。

また、全人類の約10%が左利きですが、左利きといっても、日常の全ての動作が左優先という人は少ないようです。箸を持つのは左だけど、ボールは右で投げたり、特に右左が決まっていない動作があったりする人もおり、左利きの人はむしろ両手利きと言われることもあります。

利き手はいつ分かる?

2004年にイギリスの研究で、妊娠10週ごろの胎児の指しゃぶりと、生後の利き手についての関連性が発見されています。しかし、先天的に決まっている利き手ではありますが、利き手がどちらなのか判断できるのは4歳ぐらいだとも言われています。1歳頃は左ばかり使っていても、実は右利きだったりすることもあるんだそうです。

利き手の矯正

利き手というのは先天的に決まるものなので、左利きを右利きへ直すことはできません。そのため、ある一定の動作の際に、通常使う左ではなく、右を使用するよう訓練することを「矯正」といいます。

しかし、利き手の矯正については賛否が分かれています。昔は、「左利きは悪いこと」だという考える風習があったため、幼いころから厳しく叱られたり罰されたりしながら左利きを矯正されることも多く、ストレスなどから精神的に悪影響を及ぼしていたことが多々ありました。実際、イギリス国王ジョージ6世は、幼いころの厳しい利き手矯正のため、吃音となってしまったという話もあります。

そのため、最近では、利き手というのは人の個性であり、無理やり矯正すべきではない、という意見が多くなっています。 

左利きも個性

いろいろ見てきましたが、利き手に関してはこうだ!と断言できるほど研究が進んでいないんですね。ただ、我が家の次男はまだ1歳なので、右利きの可能性もあるようです。小さいうちはどちらと決めつけないようにしようと思います。

そして大きくなって左利きだと分かったとしても、無理に矯正してストレスをかけてしまうのはかわいそうだな、と思いました。左利きというのも、子供の大事な個性。尊重しつつ、でも不便を感じることが少ないように、可能な部分については右手も使う練習をしていけばよいかな、と思います。

では、実際に左利きの人は、どんなことに不便を感じるのかな?と疑問に思ったので、次回は「左利きって得なの?損なの?」についてです。

参考資料等:

wikipedia 利き手

wikipedia 左利き

 

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